「メタバース」という言葉をよく聞くけど、どういう意味?
なぜ注目されているのか知りたい!
上記のようなお悩みを解決します。
- メタバースの意味がわかる
- 注目されている理由が理解できる
- メタバースの今後の可能性がわかる
最近「メタバース」という言葉をよく聞きます。
Meta Platforms(旧社名:Facebook)がメタバースの構築に力を入れている話を聞きませんか?
本記事では世界中から注目を浴びているメタバースについて詳しくご紹介します。
メタバースとは?
メタバースとは、一言で言うと「仮想空間」です。
インターネット上にある仮想の三次元空間で自分の分身(アバター)などを使ってその世界を体験します。
メタバースには大きく分けて2種類あります。
- どうぶつの森、Minecraftのような「完全な仮想世界型」
- ポケモンGOのような仮想空間と現実空間が共存する「現実空間内包型」
現在主流なのは①の「完全な仮想世界型」で「現実空間内包型」の数はまだ多くありません。
メタバースに詳しいアメリカのベンチャー投資家マシュー・ボール氏は2020年に、メタバースの必須条件を7つ提示しました。
- 永続性がある:一時停止やリセットなどは存在しない
- ライブで同時多発:実社会と同じようなライブ状態
- ユーザーの上限なし:ただユーザーそれぞれが存在感を持つ
- 完全に機能した経済:個人や企業が活動できる
- 実社会との垣根なし:実社会/サイバー、オープン/クローズ、プライベート/パブリックにまたがる
- 相互運用性:プラットフォームの垣根なし
- あふれるコンテンツと体験:個人や企業などが大量のコンテンツや体験を提供する
上記の条件を満たす仮想空間を「メタバース」と呼びます。
VRゴーグルを使って遊んでいるだけでは、メタバースとは呼ばないんですね…
メタバースとVRの違いは?
メタバースと混同されやすいのが「VR(Virtual Reality:仮想現実)」です。
メタバースとVRの違いは、以下の通りです。
- メタバース:仮想空間そのもの。概念・状態。
- VR:仮想的な空間で現実に近い体験をするための技術・考え方
メタバースが空間を意味するのに対し、VRは仮想空間で何かしらの体験をするための技術や考え方を指します。
わかりやすいのがVRゴーグルでしょう。
VRゴーグルを被ると視界360度全てに映像が表示されます。
まるで実際にその空間にいるかのように感じ、
- バーチャル遊園地
- ソーシャルトレーニング
などの体験ができます。
メタバースの空間でよりリアルな感覚を楽しむためにVRを使うことはありますが、必須ではありません。
Minecraftやどうぶつの森もVRを使わなくても楽しめますよね。
メタバースとVRは別のものですが、2つを組み合わせることで様々な体験が可能になります。
今後のメタバースの可能性
メタバースは今後大きなビジネスチャンスになる可能性があります。
メタバースの可能性は無限大ですが、ここでは具体例を2つご紹介します。
- 地域格差の解消
- NFTとの組み合わせ
地域格差の解消
メタバースには時間や人、場所の制約がありません。
例えば地方に住んでいる人たちは、メタバースによって
- ビジネスチャンスに乏しい
- 教育や遊びの場が都会より少ない
という課題を解決できる可能性があります。
NFTとの組み合わせ
NFTとメタバースを組み合わせることで、仮想空間がより現実に近いものとなります。
NFTの特徴の1つである「相互運用性」により、プラットフォームに限定されずに取引ができるからです。
メタバースとNFTを組み合わせることで、メタバースAで購入したアイテムをメタバースBでも使えるようになるかもしれません。
Minecraftの羊がどうぶつの森に登場する日が来るかもしれませんね!
NFTとメタバースの組み合わせによって生まれたビジネス
NFTとメタバースが組み合わさることによって、新たなビジネスが生まれています。
代表的な例としては、
- メタバース上の土地
- アバター用ファッションアイテム
- バーチャル建築家
などです。
メタバース上の土地
メタバース上に土地を持つのはメジャーな文化です。
自分の土地を好きなように装飾したり、NFTアートを飾って楽しんだりできます。
有名なブロックチェーンゲームの「The Sandbox」には個人が所有できる土地「LAND」が存在します。
LANDは売買したり、転売することが可能です。
当たり前かもしれませんが、現実の土地を買うより低い価格から取引できますよ。
アバター用ファッションアイテム
メタバースのアバター用のファッションアイテムも販売されています。
2022年3月24日〜27日には世界初のメタバース・ファッションウィーク(MVFW)も開催されました。
ETROやドルチェ&ガッバーナなどハイブランドも参加しており、今後もメタバース向けのファッション市場は拡大していきそうです。
現実では着るのに勇気がいるアイテムも、メタバース上でなら気兼ねなく楽しめそうですね!
バーチャル建築家
メタバース上の土地に魅力的な建物を構築するのを難しく感じる人も多いでしょう。
センスやひらめきが必要だからです。
そこで、自分で建築物を作らずにプロに依頼する人もいます。
これは現実で土地を買って建築家に家を建ててもらうのと全く同じです。
バーチャル空間ならではの新しい「マイホーム」が楽しめるかもしれません。
終わりに
今回はメタバースの意味と今後の可能性についてご紹介しました。
- メタバースとは、一言で言うと仮想空間
- メタバースによって地域格差が解消される可能性がある
- NFTと組み合わせることで新たな市場が生まれている
メタバースの可能性は無限にあり、今後も様々なビジネスが生まれていきそうです。
今後もメタバースから目が離せませんね。
ではでは〜