「バビロンの大富豪」は聞いたことがあるけど、胡散臭い…
どんな本なの?
今回はお金の名著「バビロンの大富豪」についてご紹介します。
- バビロンの大富豪のあらすじ
- バビロンの大富豪の活字版とマンガ版の違い
- 特に印象に残っている箇所
本記事は以下のような方におすすめです。
- お金持ちになりたい
- バビロンの大富豪について知りたい
- 活字版とマンガ版の違いが知りたい
この記事を読めば「バビロンの大富豪」にきっと興味が沸くはずです。
「バビロンの大富豪」とは?
バビロンの大富豪は、1926年に発行されました。
発行当初は本ではなく、パンフレットの形で発行されています。
著者であるジョージ・S・クレイソンが知人たちに配布したのが始まりです。
その後、金融関係者や企業の経営者たちの間でも話題になり、本として出版されました。
出版されて100年近く経っているにも関わらず、未だに絶大な人気を誇っています。
お金系のYouTubeチャンネルでも、必ずと言って良いほど紹介されているベストセラー本です。
活字版とマンガ版の違いは?
バビロンの大富豪には活字版とマンガ版があります。
どちらを読めば良いの?
と迷う方もいるかもしれません。
結論、どちらを読んでもOKです。
内容に微妙な違いはあるものの、「資産を増やす」という本質は同じだからです。
私は両方読んだので、それぞれの違いをご紹介しますね。
活字版の特徴
こちらは、ジョージ・S・クレイソンの著書を和訳したものです。
全部で9つの章から構成されており、章ごとに独立した内容になっています。
どの章から読み始めてもOKです。
内容は物語調で登場人物たちの回想やせりふがあるため、読書が苦手な方でも読みやすいと思います。
原著を日本語に訳したものなので、お金を貯めるためのエッセンスがしっかり詰まっています。
活字版がおすすめな方
- 活字を読むのに抵抗がない
- 資産を増やすための方法をしっかり学びたい
- 原著に沿った内容を読みたい
活字版の強みは、何と言っても原著のエッセンスがギュッと詰まっていることです。
マンガ版ではわかりやすくするために少し内容が変えられています。
本質は同じですが、「より濃い内容を知りたい!」という方には活字版がおすすめです。
マンガ版の特徴
マンガ版は2019年10月4日に発売されました。
原著「バビロンの大富豪」を元に、現代風にアレンジした内容となっています。
エピローグ・プロローグでは現代を生きるキャラクターたちが登場します。
原著を元に時代に即した内容になっているため、読書が苦手な方でも頭に入りやすいですよ。
マンガ版がおすすめな方
- 活字が苦手
- まずはニュアンスだけ知りたい
- マンガで手軽に読みたい
「読書は苦手…」という方にはマンガ版がおすすめです。
サラッと読めますが、「資産を増やす」ための本質の部分はしっかり凝縮されています。
難しいお金の話にアレルギーがある方や、お子さんと一緒に勉強するならマンガ版がおすすめです。
どちらの本を読んでも得られるものはきっとあるはずです。
ご自身の好みに合わせて選べばOKです。
Amazonではマンガ版の試し読みができるので、触りだけ読んでみるのもおすすめです!
活字版のあらすじ
今回は活字版「バビロンの大富豪」のあらすじをご紹介します。
マンガ版はあらすじやレビュー記事がたくさんあり、参考になるのですが、なぜか活字版はあまり記事を見かけません。
今回の記事が、購入を迷っている方の参考になれば嬉しいです!
活字版「バビロンの大富豪」は以下の構成になっています。
- プロローグ
- 第一話〜第九話
- おわりに
プロローグでは、戦車職人のバンシアが「こんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないんだろう?」と疑問を持つところから始まります。
友人のコッビと議論しているうちに、バンシアはあることを思いつきます。
それは、コッビの昔の友人・アルカドへ話を聞きに行くことです。
アルカドはバビロン一の大富豪と呼ばれており、彼に話を聞けばお金持ちになるためのコツが聞けるだろうというのです。
早速二人は仲間を連れてアルカドの元へ行きました…というのがプロローグです。
そして、なぜだかこの後バンシアとコッビは出てきません。笑
短い登場でした。
第一話〜第九話ではアルカドの話も交えつつ、他の登場人物たちもそれぞれ資産を築くために大切なことを話してくれます。
印象に残っていること4つ
- 収入の10分の1を貯金する
- お金を貸すのは簡単だが、適切な貸し方をしなければ取り戻すことは難しい
- 他人が担うべき負担を自分の肩にかけない
- 仕事を友達として扱う
収入の10分の1を貯金する
毎月の手取りが30万円だとしたら、3万円は貯金に回すということです。
「たった3万円?年間36万円にしかならないじゃない」と思うかもしれません。
でも、どんなことがあっても必ず収入の10分の1を貯金に回すって意外と難しいのです。
赤字になってしまった月は、貯金に回す分を減らして支払ってしまうこともあるかもしれませんよね。
私も昔「毎月貯金しよう!」と決めたものの、いつの間にか全部使い切ってしまった…という経験があります。
「先取り貯金」をするようになってからは、コンスタントに貯められるようになりました。
先取り貯金は、残ったお金を貯金に回すのではなく、最初に貯金に回すお金を取っておいて、残ったお金で生活する方法です。
実はこの先取り貯金、「バビロンの大富豪」でも紹介されています。
「まず自分自身に支払い、他人への支払いはその後にする」とはっきり書かれています。
マネー本で有名な先取り貯金は、古代から豊かになるための方法として紹介されていたんですね!
お金を貸すのは簡単だが、適切な貸し方をしなければ取り戻すことは難しい
要するに「お金を貸す相手は選びなさい」ということです。
個人的には人にお金を貸すこと自体やめた方が良いと思っています。
時間と人間関係を失うからです。
私は身内に数十万円を貸したことがありますが、未だに返ってきていません。
どうしても「あの時お金を貸さなければよかった…」と考えてしまいます。
その時間が無駄ですし、何よりもう二度と元の関係には戻れないのです。
そもそも大切な人にお金を貸してなんて言わないよね…
もし、どうしてもお金を貸すなら「貸したお金、時間、人間関係を失う可能性がある」と認識した上で行うことをおすすめします。
他人が担うべき負担を自分の肩にかけない
こちらも、「人にお金を貸してはいけない」という教訓です。
本来他人が担うべき負担を自分が肩代わりしたばかりに、痛い思いをする可能性があります。
私の場合もまさにそうです。
「身内が苦しそうだから」と本来本人が背負うはずの負担を担ったばかりに、お金、時間、人間関係を失いました。
お金を貸した時以外にも同じことがあるかもしれません。
例えば、同僚が仕事でミスをした時、庇ったら代わりに自分が怒られてしまった!なんて経験ありませんか?
「人のために何かをしたい!」という気持ちは尊いものですが、そのために自分が痛い思いをする必要はありません。
仕事を友達として扱う
目からウロコな考え方でした。
仕事は割と好きな方ですが、「仕事を友達として扱う」なんて考えたこともなかったからです。
「仕事を友達として扱う」というお話は第9話で登場します。
第9話の私なりの解釈は以下の通りです。
- 仕事と良い友達でいれば、仕事は自分のことを助けてくれる
- 仕事から背を向ければ、仕事に痛めつけられる
- 仕事を敵にすれば、仕事によって人生を失うかもしれない
仕事をただのツールではなく、「友人」とみなすことがポイントだと感じています。
対等な関係で、互いを高め合い切磋琢磨する。
仕事を「友人」にできれば、人生の自由度が爆上がりしそうですね!
終わりに
今回は「バビロンの大富豪」についてご紹介しました。
今回のポイントは以下の通りです。
- バビロンの大富豪には活字版とマンガ版がある
- どちらも本質は同じ
- 活字を読むのが苦じゃない方は活字版、ニュアンスを掴みたい方はマンガ版がおすすめ
- 収入の10分の1を貯金する
- お金を貸す相手は選ぶ
- 他人が担うべき負担を自分が肩代わりしない
- 仕事を友達として扱う
資産を増やす」こと以外にも人生で役立ちそうな教訓がたくさん含まれているね!
この本に書かれていることを実践してお金持ちになりたいですね!
ではでは〜