嫌われる勇気から学んだ4つのことと要約・感想

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嫌われる勇気
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嫌われる勇気ってどんな本?
どんな人に向いているの?

上記の疑問にお答えします。

嫌われる勇気は、アドラー心理学をストーリー形式にしてまとめた本です。

今、生きづらさを感じている方には、肩の力を抜いて生きるヒントが見つかるかもしれません。

本記事の内容
  • アドラー心理学について
  • 嫌われる勇気から学んだこと

この本は、自分のことを責めすぎてしまう人にはおすすめできません。
読むとしんどくなってしまうので、無理して読まなくても良いでしょう。

本記事は以下のような方におすすめです。

  1. 何のために生きているかわからない人
  2. 過去にとらわれて苦しんでいる人
目次

アドラー心理学とは?

心理学者であるアルフレッド・アドラーが提唱した思想です。
フロイト・ユングと並んで心理学の三大巨匠と呼ばれています。

アドラー心理学の大きな主張は2点です。

  • すべての悩みは対人関係の悩みである
  • 人は原因によって行動するのではなく、現在の目的によって行動する

わかるような、わからないような…ですね。
嫌われる勇気の中でも繰り返し解説されているので、今わからなくても大丈夫です!
ご安心ください。

嫌われる勇気のあらすじ

book

本の主要人物は

  • 生きづらさを抱える青年
  • アドラー心理学を説く「哲人

の2人です。

ストーリーはこの2人の対話形式で進みます。

青年が自分の悩みを吐き出しながら、哲人にアドラー心理学への疑問をガンガンぶつけていきます。

この青年がかなりクセのあるキャラクターでして。


私はこの青年にイライラしすぎて1度本を読むのを挫折しています。笑

でも、改めて読み直してみると気づきが沢山ありました。


本の中でも特に感銘を受けた部分をご紹介します。

次からは本のネタバレが含まれるのでご注意ください。

嫌われる勇気から学んだこと

期待しないこと

free

まず1つ目は自分は他者の期待に応えるために生きているわけではないということです。


あなたも人からの期待に応えて頑張りすぎてしまった経験はありませんか?

親や先生から見た良い子、上司から見た良い部下。


そんな風に誰かの期待に応えるために自分を犠牲にする必要はありません。

頭では分かっていても、実践するのはなかなか難しいですよね。

本の中には「他者もまた自分の期待に応えるために生きているわけではない」と書かれています。

他者の期待に応えない生き方をすると、「自分だけがそんな生き方をして良いのだろうか…」と新たな悩みが生まれます。

しかし、他者もまた自分の期待に応えようとしなくて良い。


お互いに期待せず自分の人生を生きることに集中する、と考えるとすんなり受け入れることができました。

課題の分離

悩み

課題の分離とは、「これは誰の課題なのか?」を考えることです。


もっと言えばその結果を最終的に引き受けるのは誰なのかということです。

例えばあなたに仕事もせず、人にお金を借りて遊びまくっている友人がいたとします。


あなたは友人にお金を借りるのをやめさせて、仕事に就いてほしいと思うでしょう。

しかし、それはあなたの課題ではありません。


仕事をせず、人にお金を借りた結果を引き受けるのは友人なのです。

アドラー心理学は

  • 他者の課題には介入せず、自分の課題にも介入させてはならない

と説いています。


7つの習慣にも「影響の輪」という話が出てくるのですが、アドラー心理学の主張とよく似ています。

自分に変えられることだけに集中し、自分の課題はすべて自分の責任で引き受ける。

一見すると冷たいように思えますが、自分の責任で引き受けるというのは自由でもあります。


すべて自分の責任になるなら、どんなことも自分の手で変えていけるからです。

課題の分離を使うことで、必要以上に相手に干渉したりされたりすることはなくなりそうですよね!


お互いに自由に生きていくために重要な考え方だと感じました。

自由とは嫌われることである

woman

自由=人から嫌われるというのが、最初はよく分かりませんでした。


人からの期待に応えないことや、課題の分離と組み合わせて考えると分かりやすいかもしれません。

人にどう思われるかを恐れないことで、自由に生きられるようになります。

人に好かれようとする生き方は、相手の期待に応えようとする生き方です。


「これだけ尽くしたんだから好かれるはず!」と思うのは相手の課題に介入した発想です。

人に好かれることを期待して、相手に尽くすのは自由な生き方ではありませんよね。


また、人があなたを嫌うのは相手の課題であって、あなたの課題ではありません。

本の中で哲人は見返りを期待せず、嫌われることを恐れずに生きることこそ自由なのだと主張します。

自分の中に落とし込むまで時間がかかりましたが、なるほどなと思った一説でした。

人生に意味などない

road

私が本の中で1番学びになったのが「人生に意味などない」でした。


今まで

何のために生きているんだろう?
何も持たない自分が生きている意味って何?

と考えてしまうことがよくあったんです。

私は本の中でその答えをもらえました。

その答えとは「人生に意味などないが、自分で人生に意味を持たせることはできる」ということです。


理不尽なことで亡くなる人もいる中、人生そのものに意味はありません。


しかし、自分で人生に意味を持たせることはできます。

この話を読んだ時、私は今まで人生の意味を誰かにつけてもらいたかったんだと気づきました。


自分で人生の意味を探し続けなければいけないと思い込んでいたんです。

でも、見つからなくて苦しいから誰かに私の人生の意味をつけてほしい。


今考えるとめちゃくちゃ他力本願ですね。笑

人生の意味は自分でつけることができるってすごく自由です。

自分の人生にどんな意味づけをするかはまだ決められていません。


でも、人生の意味を探すのではなく、自分で意味をつけられると気づいてすごく楽になりました。

嫌われる勇気を読んだ感想

本を読んで、アドラー心理学は自責の心理学だと感じました。


すべての原因は自分にあると考え、自分が責任を取る。

その代わり自由に生きる、という考え方と解釈しています。


まさに「自由には責任が伴う」ですね。

すべてが自分の責任なのであれば、自分次第でどうにでも出来ます。


どんな風に生きていくかを自分で決めて進んでいくことができるんですね!

一方で冒頭にも書いた通り、自分を責めすぎてしまう人にこの本は向きません。

「すべては自分の責任だから自分で何とかする!」という人には良いのですが、

全部自分の責任なんだ…
自分さえいなければ良いんだ…

という考えてしまう人には辛いと思います。

本との相性ってありますし、本に書いてあることが100%正解ではありません。


無理せず、「自分に向いていそう!」と感じた方だけ読めば良いと思います。

終わりに

本記事をまとめます。

  • 嫌われる勇気はアドラー心理学を対話形式で解説している
  • 人生の意味がわからない人や過去にとらわれている人に向いている
  • 他者に期待せず、課題の分離を行う
  • 人生に意味はないが、意味を持たせることはできる
  • 自分を責めすぎてしまう人には向かない

人生の意味や、自由について改めて考える良いきっかけになりました。

気になる方は是非呼んでみてくださいね♩

ではでは〜

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