
スマホ脳ってどんな本?
向いている人を教えて!
上記のようなお悩みを解決します。
結論、スマホ依存気味の方は絶対読んだ方が良いです!
本記事は以下のような方に向いています。
- スマホがやめられない
- 気づいたらスマホを見ている
スマホ脳とは?
スマホ脳とは、スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセンによる本です。
スマホ依存に警鐘を鳴らし、具体的な改善策が書かれています。
SNSへの依存・睡眠の妨げなど、スマホが人間に引き起こす影響が書かれています。
この本の素晴らしいところは、単なる感情論ではないところです。
「スマホは悪影響だ!だからやめよう!」と言われて、頭では納得できてもなかなかやめられませんよね。
なるべく論理的に根拠を示した上で、スマホと上手に付き合うにはどうすれば良いのかが書かれています。
スマホが人に及ぼす影響


最近では若い人たちの鬱や不眠が増加傾向にあると言われています。
ハンセンはスマホ、特にSNSとの因果関係があると考えています。
また、スマホに熱中するあまり、リアルなコミュニケーションを取る機会が減っていませんか?
本の中でとある家族のエピソードが印象的でした。
家族全員で休暇へ行った友人のお話です。
休暇から帰ってきた友人に「休暇は楽しかった?」と聞いたところ、予想外の返事が返ってきます。
顔を曇らせて「全然。子供たちはずっとスマホに夢中だったの。遂には怒る羽目になった」と。
例えばあなたにも以下のような経験、ありませんか?
- 友人と一緒に遊びに行った時、スマホに夢中で全然話を聞いていない
- 家族で出かけた時、スマホに夢中で遊びどころではない
私はあります。
人の話を無視してスマホの画面に夢中になっているのを見ると、何とも言えない気持ちになりますね…



せっかくお出かけしたんだから、目の前の人との会話を楽しみたいよね!
スマホの強力な魅力


SNSを始めとするインターネットサービスは、人間の報酬系を刺激するようにできています。
だから、やめようと思ってもなかなかやめられません。
スティーブ・ジョブズは子供に対してスマホやiPadの使用を厳しく制限していました。
他にもスマホ系の開発に携わった人の中には「本当にこれを作ったことが正しかったのか?」と考える人もいるそうです。
開発者だからこそ、スマホのリスクや依存性を見抜いていたのかもしれません。
スマホ依存から脱却するためにしたこと2選
- スマホから物理的に距離を置く
- 外出する
スマホから物理的に距離を置く
結論、最も効果を感じたのはスマホと物理的に距離を置くことでした。
本の中にはスマホ依存から抜け出す方法として「スマホを寝室に持ち込まない」ことが紹介されています。
私はこれを参考に、寝る前に枕元にスマホを置かないようにしました。
スマホを触るには、わざわざベッドから起きて立ち上がらないと取れない距離に置くようにしたんです。
単純な方法ですが、1番効果がありました。
私の場合、寝る前にスマホを触るのが癖になっていました。



無意識で枕元にあるスマホを探してたんだよね。
でも、枕元にスマホがなければ触れません。
「わざわざ起きて触るのは面倒だなあ…」と思い、結局触らずに眠れました。
寝る前についスマホを触って夜更かしする…ということがなくなり、朝もスッキリ起きられるようになりました。
外出する


外出するのも効果的な方法です。
少なくとも外に出て散歩をしたり、買い物をしている間はスマホに触りませんよね。
本書にも運動は脳に良い影響があると書かれています。
運動というとハードルが高く感じるかもしれませんが、散歩で大丈夫です!
20分程度の軽い運動でもOKだそうですよ。
これなら実践できそうですよね!
スマホと離れられ、更に運動もできるなら一石二鳥です。
何より気分転換になるので、実践して良かったです。
失敗した方法
逆に失敗だった方法は、「App使用時間の制限」を使うこと。
iPhoneには、アプリの1日あたりの使用時間を制限する機能があります。
私は当初、LINEやYouTubeなどを1日5時間以上観たら制限がかかるよう設定していました。
実際5時間以上観たら制限はかかるのですが…
15分時間を延長できたり、「今日は制限を無視する」という機能があるんです。



意志の弱いわくほこには効果なし!!
「今日は制限を無視する」をタップするだけで、際限なくアプリを使えるので、制限の意味が全くありませんでした。
スマホとの付き合い方を変えてから起きた変化


正直、まだ完全にスマホ依存を抜けられていません。
ただ、以前は多い時で1日13時間以上触っていたスマホの使用時間を平均6時間ほどまで下げられました。
スマホ依存脱却とは言えなくても、軽症になったと言えるのではないでしょうか?
スマホとの付き合い方を変えてから1番感じるのは、1日の充実度です。
以前はダラダラとスマホを見て1日が終わるなんてこともしょっちゅうでした。
そういう時、「私、何してるんだろう…」という虚しさに襲われます。
それでもスマホがやめられず…の悪循環でした。
スマホを見る時間が減った分、料理をしたり散歩や読書をする時間が増えました。
スマホ以外の活動を多くした日は、充実度が全然違います。
今でもたまに1日中スマホを見て過ごしてしまうことがあります。
でも、料理や読書をした日の充実感を思い出し、自然と1日中スマホを見る日は減っています。
終わりに
今回は「スマホ脳」の感想とスマホと向き合うために変えたことをご紹介しました。
本記事をまとめます。
- スマホは脳の報酬系に刺激を与える
- スマホのやりすぎがリアルな人間関係に影響を与えることもある
- スマホ依存を抜けるには物理的に距離を置くのが効果的
もし、スマホ依存に悩んでいる人がいたら、この本を一読してみるのをおすすめします!
ではでは〜